石塚アキの日記
那須のおたんこ通信
スポンサーサイト
--年 --月 --日 (--) --:-- | 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
八重山懐古
2006年 09月 10日 (日) 20:58 | 編集
このところ沖縄について調べることがありネットを探検していると
なんとみんな丁寧な沖縄旅行記を書いていることか!!

そうだそうだ、と思い出すことも
へぇ~!と新たに発見することも。

去年1ヶ月半滞在した記憶がかすかに
よみがえってきた。


あのときに見て、聞いて、感じたたくさんのこと。


今になってそれを記録しておこうかな、という気に
なってきたのでちょっとずつだけどこれからアップすることにします。



かなり忘れつつあるけれど、ほんの記録。


間違っていることもあるかもしれないし、
自分勝手な考えもあるかもしれない。

ちょっとずつ思い出しながら振り返りながら
自分なりの勉強になれば。






<石垣島ウルルン滞在記>
スポンサーサイト
島の神々
2005年 07月 19日 (火) 12:06 | 編集
台風中、何もすることがない自宅ではおのおのの過ごしかたをする。

うっちんは昼寝をしたり、ちえちゃんは三線を弾き、
めぐちゃんは休日の遊ぶ予定を立て、あっちゃんは2歳のアキくんと遊ぶ。
私は日記やメモや手紙を書く。

昔むかしの人々はこういう過ごし方だったのかな、なんて
思いを馳せながら。


自然に囲まれた小さな島だからこそ、暮らしも自然とともにある。

四方を青い海に囲まれ、南国の気候風土が作り出す鬱蒼としたジャングル。
圧倒的な自然のもとで生み出されてきた人々の独特な宗教観や世界観
というものを、今回の強い台風を通じて少し理解できた気がする。


ある時は穏やかに、またある時は苛酷に現れる自然の姿を、
「神」の姿と捉え、その「神」のめぐみをより多く受けるための工夫を
様々に凝らしてきた島の人々。

「神」を人間と同じ感情を持つ存在とすることで、「神」を
さかんにもてなし、楽しく遊ばせ、喜ばせて、限りない恩恵を
受けようと試みる。

歴史と風土が作り上げた鎮魂の技は、謡い、囃し、舞うこと。




島の暮らしを垣間見ただけもいくつもの信仰、宗教が目に入る。




島内をいけば、盆などに親戚が集まるスペースをもうけた大きなお墓も
見るし、曲がり角の石敢當は直線的な性格で角を曲がるのが
苦手な魔物(マジムン)除け。

ishiganto.jpg


家の中でも同様に。

シーサーも魔除けだし、各家庭の玄関に置いてあるスイジ貝も魔除けだ。

suijigai.jpg





例えば毎朝、起きるとすぐにフミさんは仏壇のお水、お茶を変え
アキくんはご主人と一緒に
「○○おじーちゃん、○○おばーちゃん、△△おじーちゃん、
 △△おばーちゃん、おはようございます」
と仏壇に手を合わせる。


各家庭の台所には”火の神様(ヒヌカン)”へのお供えものがある。


hinokamisama.jpg


御香炉、杯の水、酒、塩、お米が”火の神セット”の定番らしい。
昔はカマドの近くに置かれていたのだけれど、最近はガスコンロの傍に
祀ってある。
台所は家族の食事を作るところだから、火の神様には家族の
健康を祈っているのだ。


島の行事や祭りは五穀豊穣や豊漁、航海安全などの神への儀式をもとに
行なわれている。
年中行事は家内安全や無病息災を願い行なわれる。


神学についてはほとんど知識がないけれど
あらゆる土地のあらゆる人々によって定義されたそれぞれの「神」の中で
私はこの島の「神」についてとても共感する。

とても短い滞在期間で見聞きした島のほんの一部分ではあるけれど。

同時に共感すればするほど、自分が生まれ育った土地の歴史や
県民性なども勉強しようと思えたことが


とても幸せだ。
台風通過後
2005年 07月 18日 (月) 11:19 | 編集
tyhoon08.jpg



今日も台風の影響で停電が続いている。

けれどピークは過ぎたので、午後から事務所の片付けに行く。


事務所の周りは変わり果ててた。

国道沿いに植わっているヤラブの木はたくさんの実を落として
道を埋め尽くしているし、野生クワズイモたちは根こそぎ倒れ
海へと続くサンゴの道は折れた巨木の枝や葉が散乱していて
呆然としてしまった。

台風後初めて見る浜には愕然とした。

普段穏やかな海・川は茶色いうねりを上げて
海草、ゴミ、流木、ナマコなどあらゆるものを浜辺に押し付けて
異様なニオイに満ちている。
このニオイは早々に片付けなければもっとひどくなる。
海草の腐るニオイは本当にキツイ。

木々はなぎ倒され、看板は倒され、カヌーの停泊所に使っていた台は
波にさらわれ何もない。

台風が過ぎたあとにいつでもツアーを始められるよう
少しでも片付けを進めるため、全員で上下カッパを着て
軍手をし手分けして掃除をする。
オジーとご主人は流されたものを探しに行く。

南国の植物は毒性の樹液を出すものが多いので素手では危険だ。
濡れた落ち葉の下にハブやムカデ・ヤスデ・サソリがいる場合もあるので
注意しなければいけない。

風雨にもまれ水浸しになったカッパの中は、汗だくでキモチ悪い…。



ある程度片付けたけれど、依然台風による雨風はおさまっていないので
まだまだ片付けはこれからだ。





上陸!!
2005年 07月 17日 (日) 20:13 | 編集
tyhoon07.jpg


いますいます、いますよ~上に!!

夜半過ぎから雨戸が揺さぶられる音と、その隙間に吹き込む音が鳴る。

朝、起きてドキドキしながら外をのぞく。


木々がぐおんぐおんしてる!!

tyhoon01.jpg


外は危ないから出てはダメと注意されているので
家の裏のバナナの木を観察に行くぐらいでやめておいた。

家の中は雨戸が打ち付けてあるため真っ暗。
それ以前に、停電もしてる。


寝るしかない…。


ご主人もこんな天気だと安心して爆睡だ。

私は溜まっていた日記をつけてから、お昼まで寝た。

途中何度も起きたけれど、人間暗いと眠くなる習性なのか
眠くもないはずなのに、どれだけでも寝れた。



午後からご主人にお願いしたおして、ヘルパーのための三線教室が開催。

ろうそくの灯の下で、奏でられる三線の音色が最高。


tyhoon06.jpg



私はひたすら「チューリップ」の練習。
台風がやってくる!
2005年 07月 16日 (土) 19:08 | 編集
予報ではついに明日、ご当地名物、台風上陸!

7号さんです。

マリンスポーツを生業としている私たちの職場は
天気予報を常にチェックだ。

気象庁と米軍の台風情報から明日、明後日には再接近という
情報が入った。

仕事の合間に台風準備にとりかかる。


飛びそうなものは全て撤去、あるいは何かに縛り付ける。

風が入りそうな隙間はすべてふさぐ。

見回すと、見えるものほとんどが飛びそうなものだ。

机、椅子、植木、扇風機、ライト、自転車、屋根、仮設トイレ、小屋・…。


果たして世の中に飛ばないものがあるのか…??

来る台風に少しだけ胸をときめかせながら台風対策。



tyhoon03.jpg



シャワー室の扉を打ち付けるために板を切る。

少しの隙間から入った風で扉を飛ばしてしまうからだ。

3人がかりでギコギコするがなかなか切り口が進まない。

固すぎ!何の木だ?!

そこへオジー登場。

あっという間に切断。

tyhoon04.jpg



そして、あるもの全てロープでつなげる。

ここでもオジーのロープの結び方に惚れ惚れした。
海人、すごい。
絶対にとれず、それでいてスルッとほどけるロープワーク。
結びつける。まとめる。つなげる。
ジィィィと見て勉強。

今度は屋根の板を取りまとめる。
ここでもオジーは屋根にわたる細い板の上をひょいひょい歩く。
大きい体格のため、歩くたびに板がきしむ。
オジーの足はチンパンジーのように掴む機能が発達してるんだ。


台風前のスッキリした事務所。
tyhoon02.jpg


最後に小屋自体を鎖で大地に固定。


次は30艇ほどあるカヌーの移動。
1艇150kgはあるカヌーを6艇ずつキャリーに乗せ、
ジープに飛び乗り、キャリーを牽引して離れた倉庫に移動。
そして倉庫でカヌーを下ろし、飛ばされないように並べる。

これがツライ作業だった…!!
避難するのもつらいけれど、台風一過にもどすことを
考えると気が遠くなる。

しかし、滞在中3つの台風に見舞われ、そのたびに
この作業をしていたら上腕二等筋が両腕モコミチになった。


オバーは大事に育てているブーゲンビリヤを心配しながら
食料買出し、ご主人はパソコンや電話でお客さんの対応に追われ
奥さんのフミさんは自宅の台風対策。

今でこそ2階建ての家屋も見かけるが、石垣の民家は平屋が多い。
縁側も大きな特徴だ。
台風前はここに雨戸を打ち付けるのでそこここでカナヅチの音が聞こえる。


彼らはみんな風の向きが変わるたびに台風の居場所を予測できる。
風の向き、強さ、潮の流れ、波の向き、雲の色、大きさ。
それらすべてが生活と密だ。

人間が中心なのではなく、自然を中心とした生き方。

これなのだ。






観光業は7・8月がかき入れ時なので
安全が確認できるギリギリまでツアーを決行する。
短い滞在時間のナイチャーにとっても、きっとそれを望むはず。

いったん、台風が上陸したらホテルに缶詰だもんね。


うーーん、それにしても台風が来るたびにこれをするのかぁ~~・…。

すごいわ~…。


島人のこと、また尊敬。




copyright (C) 石塚アキの日記 all rights reserved.
designed by polepole...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。